家族葬を行う理由

家族葬といっても様々な問題があります。これから家族葬をする方へガイド的なブログとなっております。

家族葬のメリット

遺族が落ち着いて行う葬儀

家族葬を行うところが増えているのは、なんといっても遺族がじっくりと故人を偲び、しっかりとお別れができるということでしょう。お通夜や葬儀は、何かと忙しくあわただしく時間が過ぎていきます。親戚だけでなく、知人や会社の関係者などにも声をかけるとなると、多くの人が来て挨拶するだけで終わってしまいます。さらに、葬儀の後の香典返しなど、1週間から10日は落ち着かない日々が続きます。

それよりも、家族葬であれば、家族と親しい親族だけで執り行えば、故人のいろいろな思い出話もできますし、故人のご遺体を前にして最後のお別れをじっくり時間をかけることができます。そうやって、遺族も心の整理ができ、翌日から気持ちを切り替えて生活することができるのです。

精神的な面でも負担が軽いのですが、実は、家族葬の場合はご遺族には、肉体的にも負担がかなり軽いのも事実です。特に、長期で入院していて看病をし続けた家族にとっては、悲しいのもありますが看病で疲れ切っている遺族にとっても大きな葬儀は疲れがとれる暇がありません。家族葬であれば、家族と親しい親族だけなので、ばたばたすることなく、葬儀を行うことができます。

家族葬なら費用も抑えられる

昨今は、葬儀の規模も小さくなりつつあります。一人っ子が多くなり、一人っ子どうしで結婚すると、両方の親の面倒をみることになるので、葬儀の費用も抑えないといけないのも事実です。お互いの両親も年齢が違いですから、立て続けに葬儀を行うことだってあり得るのです。そうなると、いくら費用を抑えたとしても、なかなか大変ですよね。

親もその辺を心配していて、家族だけの小さな葬儀で構わないと生前から希望する人も増えています。特に、家族葬であれば、お通夜やお葬式で手伝ってもらうこともないので気をつかうこともないですし、顔も見たこともないご年配の親の知り合いの相手などもする必要はありません。

また、葬儀では、どれぐらいの弔問客がくるのか分からないと、葬儀場もどの程度の大きさにするのか決めかねますが、家族葬なら小さな部屋でも十分です。そういう会場費なども抑えることができるので、家族葬は一般的には費用を抑えることができます。

ただ、家族葬の中には、家族だけとはいえ、故人の好きだった場所にある葬儀場で行うとか、花いっぱいにしたいとか、生演奏の音楽を奏でてほしいといった場合には、費用に関しては事情が違ってきます。